Saturn 4／Saturn 4 Ultraは、10インチの12KモノクロLCDスクリーンの搭載と、COB光源とフレネルコリメートレンズの組み合わせにより、高精細な造形とスムーズな表面処理が可能。また、アクセス性を高めるフリップアップカバーやビルドプレートのクイックリリースなど、ユーザーフレンドリーなデザインを採用する。

両機種とも、解像度は11520×5120（XY：19×24μm）で、最大造形サイズは218.88×122.88×220mm。クイックセルフチェックとオートレベリング機能が印刷準備を簡潔にし、インテリジェントメカニカルセンサーがレジン不足や残渣、レベリング不良などを検知する。また、LCDスクリーンの保護用に、高耐久性で傷つきにくい9H強化ガラス製プロテクターや、プリンターの寿命や造形品質を向上する高度な冷却システムを装備する。

Saturn 4 Ultraの独自機能として、レジンタンクとLCDスクリーンを傾けることで、リリースフィルムからの剥離性を向上するチルトリリース技術を搭載。これにより、最大造形速度はSaturn 4の70mm/hに対し、150mm/hと大幅に高速化している。他にも、プリント中の状態をリアルタイムでモニタリングし、ビルドプレートへのレジンの定着不良や反りの検知、タイムラプス動画の撮影ができるAIカメラ、Wi-Fi通信でのデータ送信とクラスタープリント機能、停電復帰機能などを搭載する。

公式サイトでの販売価格は、Saturn 4が319ドル（約5万円）、Saturn 4 Ultraが429ドル（約6万7000円）となっている。