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Raspberry Pi 5を搭載し、レトロゲームをプレイできる65インチのミラーデバイスを自作

レトロゲームをプレイできる、全身鏡のようなミラー型デバイスをRaspberry Pi公式ブログが紹介した。

このデバイスは65インチのタッチスクリーンにメタリックミラーフィルムを貼り付けたもので、スクリーンの制御基板にはRaspberry Pi 5を使用。複数のゲームハードエミュレーター環境を構築できる「RetroPie」をインストールして、レトロゲームをプレイできるようにしている。

Giant Retro Gaming Magic Mirror
Giant Retro Gaming Magic Mirror

デバイスは動きを検知するPIRセンサーを搭載しており、人が近づくとスクリーンがオンになる。また、cronジョブにより、夜はスクリーンをオフにし、朝になるとスクリーンが再度オンへと切り替わるようにしている。

パーフボードを使用して、センサーからのデータを処理する電子機器をはんだ付けし、配線、リボンケーブル、アングルヘッダーを追加してRaspberry Piにコンポーネントを取り付けやすくしている。また、RS232コンバーターを使用してRaspberry Pi 5のUARTコネクターをインターフェースが異なるRS232に変換しシリアル通信に対応するようにしている。

Giant Retro Gaming Magic Mirror

スクリーンにはカレンダーや天気予報などの情報が表示され、全身を映す鏡としても使える一方で、臨時のゲーム機としてゲームをプレイすることもできる。

Raspberry Pi 5の設定やPINNを使ったOSセットアップでは予想外の問題が発生することもあったが、利用可能なOSの違いやドライバーの問題に対処することで切り抜けたようだ。ただし、90度回転した横倒し状態で画面表示される問題は解決できておらず、画面表示の修正方法についてはまだ技術的課題が残っている。

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