新しいものづくりがわかるメディア

RSS


超音波センサーで障害物を検知して衝突を回避するRaspberry Pi Pico W搭載自律走行ロボット

Raspberry Pi Pico Wと超音波センサーを搭載し、走行中に障害物との衝突を回避する自律走行ロボットの製作方法をRaspberry Pi公式ブログが紹介した。

このロボットは前輪にタイヤ2個、後輪に自在タイヤ1個を搭載。サーボモーターに取り付けた超音波センサーを使用して進行方向にある障害物を検知し、その物体までの距離を測定する。取得した距離データを参照し、モータードライバーがDCモーターの回転方向と回転速度を制御。障害物に接近した際はモーターを停止し、回避動作を取る仕組みだ。

Object Avoiding Robot
Object Avoiding Robot

進行方向の距離200mm以内に障害物がない場合は前進し続け、範囲内に障害物を検知すると、左右の距離を比較して衝突を回避するための進行方向を決定する。

パーツを取り付けるシャーシは3Dプリンターで造形。小型ブレッドボードとジャンパーワイヤーを使って全てのパーツを接続している。

Object Avoiding Robot

プログラムにはPythonを使用。モジュール設計を採用しており、メインプログラムの他にDCモーター、サーボモーター、超音波センサーそれぞれにPythonファイルを作成している。各ファイルでコンポーネントの宣言や、ピン番号の割り当てやピンの入出力モード設定、操作関数定義などのセットアップをしている。

YouTube動画では、前輪タイヤへのモーター取り付けや、パーツの組み立て、動作テストの様子などを公開している。将来的にはスマートフォンから制御する機能などを追加する予定だ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る