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ゲームボーイのデザインを参考にしたRaspberry Pi 5搭載の据え置き型レトロゲーム機

ゲームボーイのようなデザインの据え置き型自作レトロゲーム機「Gameboy XL」をRaspberry Pi公式ブログが紹介した。

ハードウェア構成は、Raspberry Pi 5に加え、ノートパソコン用スピーカー(3Ω)、12Vバッテリーパック、オーディオボードなどだ。スクリーンには7インチLCDディスプレイを使用している。

Gameboy XL

ハードウェアの設計には「Fusion 360」を使用して、オリジナルのゲームボーイ筐体を参考にしながら、30個以上のパーツを3Dプリントして組み立てている。十字キーとA/Bボタンはそれぞれ異なるカスタムPCBで制御しており、ボタンと音声信号を制御するGPIOブレークアウトボードと合わせて、全部で3つのカスタムPCBを使用している。

もともと、本体をテーブルに置き、ゲームコントローラーを接続してゲームをプレイすることを想定していたため、テーブル上で所定の位置に固定するためのスタンドも本体背面に備えている。

Gameboy XL
Gameboy XL

レトロゲームのエミュレーション用に「Recalbox」をインストールしており、NESやPS2ゲームのエミュレーションにも対応しているようだ。YouTubeでは往年のファーストパーソンシューティングゲーム「DOOM」をプレイしている様子を収録した動画が公開されている。

3Dプリント用のstlファイルや、カスタムPCBや各部品の組み立て手順などについての解説はInstructablesで公開されている。記事執筆時点では、RecalboxにおけるRaspberry Pi 5特有の不具合やGPIOボタンが時々動作しなくなるなど、いくつかの問題があるものの次のバージョンで修正する予定だという。

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