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大型FFF方式3Dプリンター「CreatBot D600 Pro2」が発売——背が高い造形物も滑らか

システムクリエイトが、CreatBot製の大型FFF方式3Dプリンター「CreatBot D600 Pro2」を販売開始した。

シリーズ最上位モデルとなるCreatBot D600 Pro2は、最大造形サイズ600×600×600mmで、最小積層ピッチは50μm、最高造形速度が毎秒150mm。本体サイズは1080×920×1245mmで、本体重量は約200kg。従来機種より本体重量を増加して剛性を高め、造形中の振動を抑制することで、造形精度や品質の劣化を抑えている。大型造形時に取り出しやすいように正面扉の間口は695×690mmに拡大している。

Z magic box Z magic box

Z軸方向のノズル動作を正確に制御するCreatBot独自の「Z magic box」を採用し、高さのある造形物でも滑らかな造形品質を確保できる。ヒートベッドは最高100℃まで、ヒートチャンバーは最高70℃まで昇温できる。テーブルや庫内を高温に保つことで造形物をテーブルへ確実に定着させ、熱収縮による造形物の反りなどを抑えることができる。材料庫内にもヒーターを搭載し、吸湿などによるフィラメントの劣化を防ぐ。テーブルのオートレベリング機能も搭載する。

プリントノズルは、真ちゅう製ノズルとマルテンサイト系ステンレス鋼製ノズルの2種類を標準搭載。真ちゅう製ノズルはPLAなどの汎用樹脂向け、マルテンサイト系ステンレス鋼製ノズルはカーボンやガラスなどのファイバー材配合材料向けだ。

CreatBot D600 Pro2の価格は272万8000円(税込)だ。

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