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Raspberry Pi Picoを搭載——STEM教育用ドローンDIYキット「PiWings 2.0」

教育用ドローンキット「PiWings 2.0」がKickstarterで出資を募っており、キャンペーン開始後24時間足らずで目標額を調達するほど人気を集めている。

PiWings 2.0は、Raspberry Pi Picoを搭載したドローンを作製できるDIYキットだ。単体キットはトライコプター、クアッドコプター、ヘキサコプターの3種類があり、3種類すべてを作製できるオールインワンキットも用意されている。

PiWings 2.0

STEM教育用に開発されたもので、幅広い年齢層の学習者に向けて設計されており、空気力学やプログラミング、電子工学などを実践的に学習できる。

また、複数のドローンをプログラミングして、編隊飛行や物体操作など共通の目標のためにシームレスに連携させることもでき、音楽に合わせてあらかじめ設定した動作をするような空中でのドローンライトショーも可能だ。

ドローン本体には、マイクロコントローラー「RP2040」を搭載するRaspberry Pi Pico、DCモータードライバー(6チャンネル、3A)、サーボモーター(4チャンネル)を備えている。また、「ESP8266」搭載「ESP-01」Wi-Fiモジュールを備えており、Wi-Fi接続に対応。標準iBus RCコントローラーをサポートするほか、カスタムセンサー/アクチュエーター用I/Oポート、I2C/SPI/UARTなどのインターフェースも備えている。

PiWings 2.0
PiWings 2.0

その他に、3軸ジャイロスコープと3軸加速度センサーを組み合わせた6軸IMU「MPU-6050」による自動レベリング機能や、逆電源保護機能を搭載。ファームウェアはシンプルなプログラミングスタイルと基本的な数学の概念で作られており、子どもでも理解しやすく改造しやすいという。

PiWings 2.0のキャンペーン価格は、トライコプター用単体キットが110ポンド(約2万2000円)、クアッドコプター用が125ポンド(約2万5000円)、へキサコプター用が139ポンド(約2万8000円)。オールインワンキットは199ポンド(約4万円)だ。出荷は2024年9月を予定している。

PiWings 2.0は2024年7月6日までクラウドファンディングを実施中で、目標額1万ポンド(約200万円)に対し、2024年6月17日時点で約1万9700ポンド(約390万円)を集めている。

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