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Raspberry Piやセンサー類を搭載——ヴイストンが「ひろちゃん-R」発売

ヴイストンは2024年6月28日、ATR(国際電気通信基礎技術研究所)と共同開発したヒーリングコミュニケーションデバイス「ひろちゃん-R」の販売を開始した。

同製品はヒーリングコミュニケーションデバイス「かまって『ひろちゃん』」の開発者向けモデルだ。外装やコンセプトに変更はなく、内蔵された制御基板へのプログラムの実装や、サーボモーターによる動作が可能だ。感情表現の変更や対話機能の追加、センサーデータ収集などに加え、研究用途や実証実験など、さまざまな場面で活用できる。

制御基板としてRaspberry Pi 4 Model B(RAM容量4GB版)を搭載。ジャイロセンサーや加速度センサーのほか、広角タイプの8MPカメラも備えており、従来品の「加速度センサーの検出値により発話内容(機嫌)が変化する」という動作に加えて、より高度なプログラム実装可能だ。

アームの開閉方向に搭載した1軸のサーボモーターにより、を抱きしめるなどの動作プログラムを実装できる。サーボモーターに規定以上の力を加えるとクラッチ機構が作動し、リスク軽減に加えて、破損リスクを低減する。

動作に関してはニッケル水素充電池であり、ACアダプターによる電力供給にも対応している。

なお、本製品の使用においてはユーザーによるプログラム開発と実装が必要となる。統合開発環境「VstoneMagic」は無償で利用でき、簡易的なサンプルコードが付属する。

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