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Raspberry PiでLEDとスピーカーを制御——古い暖炉の炎と薪が燃える音を疑似的に再現

Raspberry Pi、LEDマトリックス、スピーカーを搭載したデバイスを作成し、古い暖炉で薪が燃える様子を疑似的に再現するプロジェクトをRaspberry Pi公式ブログが紹介した。

このデバイスは、暖炉の中でゆらめく炎のように明滅する照明、薪が燃える音の再生、光と音の強さを調節するノブという、3つの機能を搭載することを目指して作成された。

Raspberry Pi Fireplace Emulator

全体の制御にはRaspberry Pi Zero 2 Wを採用し、炎のゆらめきを再現するために、AdafruitのLEDマトリックス「NeoPixel 8×8 NeoMatrix」を使用している。また、薪が燃えてパチパチと鳴る音を再現する効果音は、「MAX98357A」搭載I2SモノラルD級アンプボードと3W/4Ωスピーカーを使用して再生している。

Raspberry Pi Fireplace Emulator

バッテリー駆動式にすること、LEDを音に反応するようにして明滅などの効果を追加することなど改善できる点はあるが、記事執筆時点では改善する計画はないとのことだ。当初は、本物の暖炉から出る煙を模倣するため、小型のアトマイザーを実装して水蒸気を出すというアイデアもあったが、筐体の防水処理を考えると組み立てがかなり複雑になるという理由から見送ったという。

Raspberry Pi起動からブレッドボードを使った配線接続、回路図のレイアウト、Raspberry Piの設定、必要なライブラリーのインストール方法、コーディングやテスト、ハードウェアの最終組み立てまでの各段階に分かれた解説や、暖炉の炎や薪が燃える音のエミュレートに必要なコードはインターネット上で公開されている。

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