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産業用水中ドローン3種を発売、初めての業務導入にも対応するモデルなど

FullDepthは、産業用水中ドローン新製品3機種の販売を開始した。

「DiveUnit KAI」は機体の大型化とスラスター数を増強したモデルだ。機体サイズは460×444×827mm、重量は40kg。航行深度は300m。稼働時間は4時間。最大2ノット(1.0m/s)の速度と高い機体安定性により、クレーンレスで洋上での安定した作業が可能だ。

「DiveUnit 300 Lite」は従来機「DiveUnit300」をベースに、拡張性とメンテナンス性を強化したモデル。初めての業務導入にも対応する。機体サイズは410×375×640mm、重量はバッテリー込みで29kg。航行深度は300m。駆動時間は最大4時間。テザーユニット(ケーブル)とコントロールユニットの小型化により作業性を向上させた。ケーブルには約140kgまで加重できる。パイロット操作は、操作パッドで直感的にできるため、2~3時間の練習で操作を覚えられるという。

「DiveUnit HAYATE」の機体サイズは415×245×960mm、重量は15kgで、1人で運べるほどに小型化した機体に、先進の水中計測技術を搭載したモデル。最大3ノット(1.5m/s)の高速度と機体制御技術を備え、潜水士が作業困難な流速下でも利用できる。航行深度は50m(オプションで100mまで拡張可能)。稼働時間は4時間。

FullDepth(旧:空間知能化研究所)は2014年6月に設立されたスタートアップで、2017年には水深1000mまで潜行可能な水中ドローン「Tripod Finder」をリリースしている。2019年4月には、Tripod Finderで撮影した水深500mの映像を鑑賞する会が開催された。今回は2019年11月にDiveUnit300を発売して以来の新型のリリース。

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