無線操縦専用に最適な二足歩行ロボット「Robovie-Z Light」が発売
2024/08/02 11:30
ヴイストンは2024年7月31日、二足歩行ロボット「Robovie-Z」のバリエーションモデル「Robovie-Z Light」の先行受注を開始した。
Robovie-Zはサーボモーターや専用ロボット制御基板、Raspberry Pi基板を搭載した二足歩行ロボットだが、今回発売するモデルのLightはそのうちRaspberry Pi基板を省いた。Robovie-Zの運動性能はそのままに、演算能力が不要な無線操縦専用機体としての活用に適する。
Lightでも、20軸のサーボモーターは搭載しており、さまざまなポージングが可能だ。主に上半身のサーボモーターにはクラッチ入りのモデル(VS-S055C)を採用しており、ロボット稼働時やモーション作成時に発生する、意図しない外力が加わることによるサーボモーターの破損リスクを低減している。
サーボモーターの制御基板にはVS-RC026を採用。同基板には3軸ジャイロセンサーや3軸加速度センサーも搭載されており、二足歩行ロボットとしての基本的な動作と制御を完結できるよう設計されている。VS-RC026はシリアルサーボモーターに合わせて専用設計されており、サーボモーターの現在角度を取得する/サーボモーターの動作特性を変更するなど、双方向通信を利用した制御が可能だ。また、専用のモーション作成ソフトウェアとして「Motion Works for VS-RC026」を付属しており、GUIを利用した効率的なロボットモーションの作成や、各種センサーを用いたプログラム作成にも対応する。
専用無線コントローラーとして「VS-C3」を標準で搭載。制御基板にあらかじめ登録したモーションを、無線コントローラーのボタンから呼び出す形で操縦が可能だ。