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3Dプリンターで作ったら温めて変形——感温性フィラメント発売

テクダイヤが、ユニチカ製の感温性フィラメント「TRF+H」を発売した。

同フィラメントを用いて3Dプリンターで造形した物を、家庭用ドライヤーなどで1分程度加熱して45度以上に温めると柔らかくなり、自由に変形できるようになる。常温に戻すと変形した状態を記憶したまま硬化する。

TRF+Hはユニチカとファブラボ品川が共同開発したフィラメント。作業療法士がそれを用いて3Dプリンターで自助具を製作していることを知った。自助具にはそれぞれの装着者にフィットした形状であることが必要だ。TRF+Hなら、3Dスキャンなどの手間をかけずに、温めて変形するだけでカスタマイズできる。同社は、自助具製作以外の分野でも3Dプリンティングの可能性を新たに開くことを目指して、TRF+Hの取り扱いを決定した。

TRF+Hの価格は50gが1200円、500gが1万1000円(いずれも税込)。テクダイヤが開発する3Dプリンター専用ノズル「kaika」のオンラインショップの1商品として販売中だ。

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