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ラズパイ用HATをESP32で使う——オープンソースの小型マイコンボード「StackyFi」

Raspberry Pi用HATと互換性のあるコンパクトな開発ボード「StackyFi」がKickstarterに登場し、目標額の調達に成功している。

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StackyFiは、Wi-Fi/Bluetoothモジュール「ESP32 S3 WROOM-1」を搭載したミニコントローラーボードだ。Raspberry Pi Zeroと同じコンパクトなフォームファクターに、Raspberry Piと互換性のある40ピンGPIOコネクターを備え、複数のRaspberry Pi用HATをスタックして接続、マスター/スレーブ構成で制御したり、ESP32を使ったホットスポットの構築などの用途に適している。

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ESP32 S3 WROOM-1は、最大240MHzのデュアルコア32bit「LX7」プロセッサーで動作し、メモリに384KBのROM、512KBのSRAM、最大16MBのフラッシュ、最大8MBのPSRAM、センサーに6D MEMS慣性計測ユニット(IMU)「QMI8658」、プログラマブルRGB LED「WS2812B」などを搭載。インターフェースに、Raspberry Piと同じピン機能の40ピンGPIOとそのブレークアウト、USB Type-Cポート×2、SDカードスロット、カメラコネクターなどを備える。

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加速度センサーの搭載やBluetooth 5(LE)のサポートなど、さまざまなIoTプロジェクト向けにセンシング機能と接続性を提供し、Arduino IDEやVS Code、 Thonny IDE、C++、MicroPython、CircuitPythonなど、豊富な開発環境とプログラミングをサポートする。

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StackyFiは単体を22ポンド(約4100円)で、カメラモジュールとのセットを25ポンド(約4700円)で入手できる。2024年11月の出荷を予定しており、日本への送料は15ポンド(約2800円)だ。2024年8月15日までクラウドファンディングを実施しており、8月9日時点で500ポンド(約9万3000円)の目標額を大きく上回る約6300ポンド(約117万円)を集めている。

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