mibotは、運用コストや環境負荷を抑制し、持続可能な移動手段を目指して開発された。第1種原付ミニカー規格の1人乗り小型EVで、車検や車庫証明が不要で維持管理が容易なことが利点だ。運転ルールは自動車と同様で普通免許が必要だが、2段階右折やヘルメット着用の必要はない。ただし、高速道路や自動車専用道路は走行できない。

充電時間は5時間（AC100V）で、航続距離は100km。最高時速は60km/hだ。ソフトウェアは無線通信でアップデート可能で、エアコンを標準装備している。価格は100万円となる。

mibotを開発したKGモーターズは広島市を拠点とし、小型モビリティロボットの製造／販売およびMaaS開発を手掛けるスタートアップだ。2020年から小型EVプロジェクトの構想を開始し、2022年7月に現KGモーターズを設立。同年12月には「ENEOSアクセラレータープログラム」に採択されている。