ArduinoでLチカ——米ラスベガスの球体型エンタメ施設をモチーフにしたナイトライトを自作
2024/09/02 06:30
米ラスベガスにある巨大な球体型複合アリーナ施設「Sphere」をモチーフとして作られたナイトライトをArduino公式ブログが紹介した。
15歳のBen Kennedy氏は、寝室で使うナイトライトが故障したので修理しようとしたが、LEDが壊れていたので当初は部品を交換するつもりだった。しかし、虹の色を1色以上取り入れたものを作るプロジェクトを募集するコンテストを知り、ナイトランプを自作してみることにした。その後、YouTubeでSphereについて解説している動画を見つけ、そこから着想を得てSphereのようなLEDナイトライトを制作することにしたとのことだ。
このナイトライトはSphere同様の形状をしており、球状型フレーム、フレームを覆うカバー、台座を3Dプリントして作成。Fusion 360でフレームを設計し、極細LEDストリップ(WS2812B)約5m分をフレームに貼り付けている。
LEDを合計800個搭載しており、各LEDは個別に制御可能でLEDごとに異なる色や明るさを設定できる。LED制御にはArduino Nano Everyボードを採用し、5V/15A電源を使用している。
また、LEDの色やアニメーションを切り替えるために、以前使っていたナイトライトに付属していた赤外線リモコンを流用している。Arduinoに赤外線受光モジュール「VS1838B」を接続し、リモコンから送信されるコードを受信して記録し、スケッチで特定の色やアニメーションと関連付けている。また、ポテンショメーターを3個使用し、それぞれにR(赤)/G(緑)/B(青)の値を割り当てて、リモコンのボタンを押すとLEDが意図したとおりの色で光るよう調整した。
Instructablesでは、このナイトランプの制作過程を24ステップに分けて説明しており、フレームや台座などのSTLファイルも公開している。