Arduino UNO R4 WiFiで制御するデバイスで、テイクアウトのオンライン受注を効率化
2024/09/03 06:30
テイクアウトのオンライン注文を自動的に確認し、新規注文があればLEDを点灯して知らせるデバイスをArduino公式ブログが紹介した。
デバイスを設置している店では、決済サービス「Square」が提供するシステムを利用してフライドチキンのテイクアウト注文をインターネットで受け付けており、新規注文の通知は電子メールで送信されることになっている。しかし、注文受付から受け渡しまで20分しかないのに通知メールが届かないなど、信頼性に欠ける点が課題だった。
友人のためにこのデバイスを作成したUncleBobbyTO氏は、制御基板としてArduino UNO R4 WiFiを使用。まず、Squareが提供するAPIを解析するWebページをPHPで作成し、Arduino UNO R4 WiFi搭載のWi-Fi機能を使って、Arduinoが3分ごとにこのWebページに接続して注文状況を確認するようにした。
そして、新規注文を検知すると、デバイス上部のLEDが緑色に点灯し、注文時刻や金額、決済に使用されたカードのブランドやカード番号の下4桁、カードの有効期限といった注文情報をLCDスクリーン(16文字×2行)に表示する仕組みだ。
店員がSquareからの注文通知メールを確認してデバイスのボタンを押すと、リセットされてLEDは消灯する。注文情報はその後も15分間LCDスクリーンに表示されたままだが、15分以内に別の注文が入ると再びLEDが点灯し、両方の注文情報が4秒ごとに交互に表示される。
Arduino UNO R4 WiFiは、3Dプリント製の筐体内にLCDスクリーンと共に収納されていて、RGB LEDストリップを覆う透明ケースも3Dプリント製だ。