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3Dプリントより14倍高速に造形——再利用可能で20分以内に金型を変形させる技術を開発

Photo: Business Wire

イギリスの新興企業Fyousは2024年6月18日、再利用可能な造形技術「PolyMorphic」を発表した。20分以内に形を変えることができ、3Dプリンティングより最大で14倍高速に造形できるとうたっている。

PolyMorphicは、Fyousの共同設立者であるJoshua Shires氏とThomas Bloomfield氏が考案/設計した技術だ。金型は2万8000本以上の高密度のピンによって構成され、ピンの位置が設定されると6トンの圧力に耐えられる。

3D CADにデータを入力すると、Fyous製ソフトウェアが金型の形状を生成する。PolyMorphic装置が金型を変形させて、データ入力した部品を造形できるようになる。造形が完了すると金型を装置に戻し、次の造形に備えるという使い方になる。

金型の製作/修正によって発生する廃棄物を削減でき、従来の3Dプリンティングと比較して最大で14倍速く部品を造形できるという。金型のデジタルデータ保存に対応し、真空成型や複合材積層など、これまで金型を利用してきた用途にも活用できる。

fabcross for エンジニアより転載)

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