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Raspberry Pi財団、ペイントアプリをカスタマイズしながらPythonを学べる「Paint with Python」を発表

Raspberry Pi財団は、オンラインでペイントアプリをカスタマイズしながらPythonの基礎を学習できる「Paint with Python」を開発し、Raspberry Pi公式ブログで紹介した。

Scratchのように、テキスト入力しなくてもマウス操作などでプログラミングできるビジュアルプログラミング言語とは違い、Pythonなどテキストベースのプログラミング言語では、ソフトウェアのインストールに関する知識やある程度のタイピングスキルが必要で、新しい構文を覚えて慣れる必要もある。

しかし、Pythonの構文はシンプルで、実行できるコードを少ない行数で書けることもあり、テキストベースのプログラミングを始めたい人たちにとっては理想的なツールといえる。そこで、Pythonを初めて学ぶ子供や若者向けに開発されたオンライン教育アクティビティーがPaint with Pythonだ。

Paint with Pythonはウェブベースで動作するため、ウェブブラウザー以外のソフトウェアはインストール不要だ。

Paint with Python
Paint with Python

全部で11のステップに分かれており、画面左側に一部が空欄になっているコードとともにユーザーへの指示が表示される。指示に従ってコードを完成させ、「Run code(コード実行)」ボタンをクリックすると、コードの実行結果が画面右側のサイドパネルに表示される仕組みだ。同じ画面に指示と実行結果が表示されるので、タブを切り替えることなく、指示を読みながらコードを完成させることができる。

Paint with Python

画面上に表示される選択肢をクリックしたり、空欄に数値などを入力したりするところから始めるため、ユーザーはPythonで書かれたコードの出力結果や仕様を段階的に学習できる。

前のステップにはいつでも戻ることができ、入力する数値や選択肢から選ぶパラメーターは何度でも変更できるので、オンラインペイントアプリで描画される丸いボタンや画像の位置を指定する座標や、大きさや色を変更するには数値やパラメーターをどう変更すればよいかなどを自分のペースで学習できる。

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