Arduinoを搭載しワインボトルに直接マーカーで模様を描画するCNCペンプロッターを自作
2024/10/03 06:30
ワインボトルにさまざまな模様をマーカーで直接描画できるCNCペンプロッター「Bottle Plotter」が登場した。
Bottle Plotterは、Arduino UNO Rev3とCNCシールド、リニアロッド、リニアボールベアリング、リードスクリュー、NEMA17ステッピングモーター×2(X/Y軸用)、NEMA11ステッピングモーター(Z軸用)などで構成されている。
本体部品の多くを3Dプリントしており、ファームウェアには自作のGRBLを使用している。Bottle Plotterを作成したVojtěch Gaman氏によると、組み立てに要する時間は2時間程度を想定している。
テキストファイル形式で公開されているGRBLにはX/Y/Z軸のステップ数(step/mm)などがデフォルトで設定されているが、Arduino上で描画したいボトルの直径に基づいて値を編集する必要がある。また、ArduinoはG-codeをモータードライバー用のパルスに変換するので、コンピューターと接続してG-codeを読み込ませる必要がある。
Instructablesでは組み立て手順に加え、3Dプリントする部品以外に必要な部品一覧がリスト形式で公開されているほか、3Dプリントに必要なSTLファイルも公開されている。
当初はステッピングモーターを自由に動くアームに取り付け、ゴム製の車輪をボトルの上部に接触させてボトルを回転させ、水平に配置したペンが描画する機構にする予定だったが、ワインボトルの大きさが均一ではないことや、ボトル表面に沿って動く必要があるペンの動作に自由度をもたせられないなどの事情から、最終的にペンを垂直に配置して、ボトルではなくペンの方を動作させる仕様にしたとのことだ。