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ニューヨークの超高層ビルに窓を清掃するロボットが登場——業界に変革の可能性

Photo: Business Wire

米Skyline Robotics、米The Durst Organizationと米Palladium Window Solutionsは2024年8月28日、ロボットアームを持つ窓清掃ロボット「Ozmo」を、不動産会社のThe Durst Organizationが所有する45階建てのオフィスビルに導入したと発表した。

Ozmoの技術は米国で特許を取得し、厳格なテストと規制要件をクリアして配備された。同ロボットの登場は、400億ドル(約5兆7500億円)規模といわれる窓清掃の業界に新時代を告げるとの期待がある。清掃作業が完全に自律化されれば、人間を危険な作業から遠ざけることができる。

Ozmoの機能は、AI、機械学習、コンピュータービジョンに加えて、ロボット工学とセンサーを搭載する。従来製品の3倍の速さで清掃し、一貫した高品質な清掃を保証する。

求人情報会社によると、全米の窓拭き職人の年齢層は75%が40歳以上で、20~30歳台は9%に留まる。Ozmoの清掃作業は自律動作を基本としつつ、人間が屋上のコンピューターで遠隔操作するかたちで協調するため、労働力の不足を補うと同時に雇用も生み出す。

Skyline Roboticsはニューヨークへの展開に続き、今後、パートナーである英Principle Cleaning Servicesとともにロンドンにも配備予定だ。さらに同社は、世界展開の一環として、日本とシンガポールで重要な特許を取得している。

fabcross for エンジニアより転載)

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