展示はISSEY MIYAKE GINZA／442（東京都中央区）で実施される。同作品は3Dプリンターで造形されたテーブル、4脚のチェア、天井照明で構成し、縦横の直線を強調したデザインが特徴だ。現実と非現実の境界を超えるような印象を与えるフォルムを持ち、持続可能性と素材の革新を体現したという。

構造体の上にガラス天板を設けて、テーブルとして使用できるようにしており、それが「実用する際の唯一の接点」となる。また、天井照明と4脚のチェアをそこに存在させることにより、「空間が実用品に転化した様を空間を切り抜いて存在させ、実用品と空間の変わり目を提示している」とのことだ。

130は従来の3Dプリント技術とは異なり、1本のフレームを次々に立体的に構築していく技術を使用したブランドで、軽量かつ堅強なデザインが可能だ。製品は寿命を迎えた後に解体および再素材化され、新たなプロダクトとして生まれ変わる循環型システムになっている。この展示では同社デザイナーである加藤大直氏が在廊し、作品に直接触れられる機会も提供する。

130はMagnaRectaが製作するプロダクトで、A-POC ABLE ISSEY MIYAKEと2019年から共同研究を進め、同ブランドの店舗で使用されているオリジナルマネキンを制作している。