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60Wダイオードレーザー搭載レーザーカッター「Spider S1」——シハチ合板がそのまま加工できる

60Wダイオードレーザーを搭載したレーザーカッター「Spider S1」がKickstarterに登場し、目標額の調達に成功している。

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Spider S1は、レーザーカッター「Spider」シリーズを展開する、香港のTyvokによる新プロジェクトだ。S1は最大ワークエリアが1250×2500mm (4.11×8.2フィート)と大きく、シハチ(1220×2430mm)サイズの合板をプレカットせずにそのまま加工できるレーザー加工機だ。作業効率の向上と廃材の削減を図りたいユーザーのフィードバックを取り入れて開発した。なお、最大ワークエリアのサイズは、プロジェクト開始後のフィードバックを反映し、変更されたものだ。

 
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材料は前面の開口部からセットでき、ワークエリアは完全エンクロージャーでカバーするためクリーンかつ安全な運用が可能。エンクロージャーの内部はアルミホイルのレイヤー構造で、表面は断熱ポリマーの難燃性材料を使っており、稼働中の熱や光を遮断する。

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稼働中にエンクロージャーが開くと自動停止する安全ロック機能を備え、加工プロセスを確認したい場合はロック解除もできる。ワークエリアのクリーンな環境を維持する換気システムに加え、火気を検知して自動消火するデバイス、緊急停止ボタン、レーザーヘッドカバーなどの安全対策をとっている。

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60Wの高出力レーザーは多様な素材のカットと彫刻加工に対応し、20Wと40Wへの出力調整も可能。スポットサイズを小さくすることで加工精度の向上や、レーザーの長寿命化につながる。また、LightBurnベースのCNC加工モジュールを搭載でき、ツールを使った浮き彫りやドリルカッティングなどに対応する。

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Spider S1は、出力60Wモデル(加工エリア1250×2500mm)の予定小売価格3919ドル(約58万8000円)のところ、今なら数量限定早割価格1999ドル(約30万円)で提供する。出荷は2025年3月を予定し、日本への送料は120~150ドル(約1万8000~2万3000円)だ。2024年11月2日までクラウドファンディングを実施しており、10月18日時点で目標額の15万7000香港ドル(約302万円)を大きく上回る約575万香港ドル(約1億1000万円)を集めている。

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