UltiMaker、学校教育向け3Dプリンティングソリューション「MakerBot Sketch Sprint」をリリース
2024/12/02 06:30
UltiMakerは、学校教育向け3Dプリンティングソリューション「MakerBot Sketch Sprint」をリリースした。
MakerBot Sketch Sprintは、造形速度と安全性を向上し、サポートと豊富なリソースの提供体制を強化した、学校教育向け3Dプリンティングソリューションだ。授業における3Dプリンティングの確実性を高めることで、教師と生徒にとって質の高い学習体験を提供する。
教育環境向けに設計したFFF方式3Dプリンターは、標準的な機種より最大5倍の速度となる秒速300mmでの高速造形が可能。また、3Dモデリングからプリントへの迅速な移行ができるため、実践的なプロジェクトへの参加やアイデアの追求に時間を割くことができる。最高温度110℃のヒートベッドやメッシュレベリング、振動補正機能などを搭載し、高速造形時でも優れた品質を維持できる。
3Dプリンター管理プラットフォーム「UltiMaker Digital Factory」に対応し、任意のデバイスから複数の3Dプリンターとの接続と管理が可能。Digital Factoryからは、UltiMaker Curaデスクトップアプリケーションからスライス機能を取り出したCura Cloudにもアクセスできる。Cura Cloudには、Sketch Sprint向けに最適化した印刷設定や、造形の成功率と品質を向上する機能も搭載する。
本体サイズは452×400×466mmで重さは22.26kg、最大造形サイズは220×220××220mm、レイヤー解像度は200μmだ。完全密閉型デザインとHEPA+活性炭フィルターシステム、不正アクセス防止用デジタル暗証番号などの安全対策を備える。600以上のレッスンプランとプルジェクトのアイデア、トレーニングプログラムなどのリソースを提供し、教師や生徒の学習体験を支援する。