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インターステラとウーブン・バイ・トヨタが資本業務提携——民間ロケット量産実現に向けて

インターステラテクノロジズ(インターステラ)とウーブン・バイ・トヨタが資本および業務提携に合意し、ウーブン・バイ・トヨタがインターステラに約70億円出資する。

ウーブン・バイ・トヨタは、トヨタグループの1社でモビリティの変革を目指す企業だ。インターステラは2020年からトヨタ自動車との人材交流を開始した。それ以来、トヨタ関連会社から現在まで累計11人の出向を受け入れている。今回の提携は、その取り組みを経て、さらに強固な戦略的提携を確立することが目的だ。

今回の提携により、ウーブン・バイ・トヨタがリード投資家としてシリーズF ファーストクローズまでに約70億円を出資し取締役も派遣する。両社はロケット量産化に向けた原価低減やリードタイム短縮、量産体制の構築、サプライチェーンの強化などに向けて共同で取り組む。

インターステラによると、民間宇宙ビジネスは、安全保障領域での需要の高まりや衛星コンステレーションの登場などを背景にして世界的に市場が拡大している。しかしアメリカや中国などを比較して日本のロケット打ち上げ回数は極端に少なく、宇宙輸送能力の向上が課題となっている。宇宙輸送能力の向上のためには、国内宇宙産業のサプライチェーンを量産可能な状態へ変革する必要がある。

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