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16本脚に改良し走破性が向上、テムザックが多脚式ロボット「SPD-X」を開発

テムザックは、下水道や管路の点検、補修作業を実施する多脚式ロボット「SPD-X」を開発した。

同ロボットは、2022年発表の「SPD1」を改良したもので、走破性が向上している。従来の8本脚から16本脚に変更したことで、細長い管路内を安定して走行できる。

障害物や堆積物への対応制御に3Dシミュレーターを活用し、実際の走行テストを重ねることで、堆積物や段差を乗り越える能力が向上。より多様な管径や管種に対応可能となった。平地のほか、直径200mm以上の管路を走行可能だ(脚の変更などでさらなる拡張も可能)。

1230万画素の360度カメラを搭載し、ゲーミングパッドで遠隔操作できる。寸法は180×180×500mm、重量は9.1kg。移動速度は時速0.3kmだ。

同社には、管径の大小対応や堆積物/水流への対応、点検、管内での各種作業など、開発に関して多くの要望が寄せられている。同社はSPD-Xを、こうしたニーズに対応していくベースロボットと位置付け、今後さらに社会インフラや建設業界などのニーズに応えていく。

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