新しいものづくりがわかるメディア

RSS


マルチカラー対応FFF方式3Dプリンター「Kobra S1 Combo」の先行予約販売開始

Anycubicは、FFF方式3Dプリンター「Kobra S1」と「AnycubicカラーエンジンPro(ACE Pro)」をセットにした「Kobra S1 Combo」の先行予約販売を開始した。

photo

Kobra S1は、完全密閉型の造形エリアとCoreXY方式を採用することで、外部環境の影響を抑制しながら、高速かつ高精度な動作で安定した品質の3Dモデルを造形できる。フィラメント4本を格納できるACE Proと組み合わせることでマルチカラーに対応し、2台接続すれば最大8色の造形が可能。ACE Proには乾燥/温度調節機能を搭載しており、PLAやABS、PETGなどの吸湿性フィラメントで起こりやすい造形品質や強度の低下、ノズル詰まりといった問題を防止する。

photo

Kobra S1には、ベッドのオートレベリングとZ軸補正が容易に設定できるLeviQ 3.0技術を搭載。また、共振を検知し抑制するレゾナンス補正やフィラメントの押し出しを最適化するフロー補正機能を備え、造形や表面仕上げ品質の向上、フィラメントの無駄の削減に貢献する。さらに、トリプル冷却システムがチャンバー内の効率的な温度管理を可能にし、造形品質と速度の向上を支援する。

photo

ホットエンドの最高温度は320℃と高く、ABSやASAを含む幅広い種類の材料に対応する。初期仕様では0.4mmノズルを搭載するが、0.2/0.6/0.8mmノズルも用意している。本体には操作や設定用の4.3インチタッチスクリーンと、エラーを検知するAIモニタリングシステムを搭載する。

photo

Kobra S1の本体サイズは400×410×490mmで、最大造形サイズは250×250×250mm、最大造形速度は秒速600mm。ACE Proの本体サイズは365.94×282.84×234.5mmだ。Kobra S1 Comboの予定小売価格は749ドル(約11万6000円)のところ、公式Webサイトでは629ドル(約9万7000円)で販売している。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る