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Arduinoとサーボモーターでボクシングゲームのロボット人形をモーション操作できるように改造

ボクシングゲーム「Rock 'Em Sock 'Em Robots」のロボット人形をモーション操作できるように改造するプロジェクトをArduino公式ブログが紹介した。

Rock 'Em Sock 'Em Robotsは1964年に発売された対戦型のおもちゃで、本来、プレーヤーはボクシングリングの外側に付いているレバーを使ってリング内のロボット人形を操作する。このプロジェクトではArduino、サーボモーター、ポテンショメーターを使用して、プレーヤーの体の動きをロボット人形に反映させてモーション操作できるように改造している。

Rock 'Em Sock 'Em Revamped: Motion-Controlled Servo Bots

使用部品はロボット人形1体につきArduino Uno Rev3ボード(以下、Arduino Uno)、SG90マイクロサーボモーター3個、ポテンショメーター3個を使用。サーボモーターとポテンショメーターの個数は可動部品の数に応じて変更できるとしている。

Arduino Unoをポテンショメーターとサーボモーターとの間に設置し、サーボモーターでロボット人形の胴体の回転と肩やひじの動きを制御する仕組みで、Arduino Unoはプログラムコードを実行して、ポテンショメーターから読み取ったアナログ値をサーボモーターの角度に変換し、対応するサーボモーターに送信する。

Rock 'Em Sock 'Em Revamped: Motion-Controlled Servo Bots

プレーヤーの腕に装着する「コントローラー」を段ボールや再利用可能な素材で作成し、ロボット人形の肩、ひじ、胴体に対応する制御ポイントをコントローラーに計3カ所設けてポテンショメーターを組み込んでいる。ただし、記事執筆時点で、胴体の回転だけは腕の動きで操作するのではなく手に持った状態で操作する。この点は今後改良する余地が大いにあるとしている。

Rock 'Em Sock 'Em Revamped: Motion-Controlled Servo Bots

改造に使用した部品や具体的な手順などの詳細は、Instructablesで6ステップに分けて解説している。まず、ロボット人形を台座から取り外して分解し、各部位にサーボモーターを取り付けてから組み立て直している。

Rock 'Em Sock 'Em Revamped: Motion-Controlled Servo Bots

胴体部分や肩関節部分では、内部の穴を広げて余分なプラスチック片を取り外したり、モーターのプラスチック部分を慎重に切り取ったりしてから、ホットグルーを使用してサーボモーターを固定させている。ロボット人形の腕をスリムな外見に保つため、サーボモーターの長辺を外向きに配置している。

実際に、コントローラーを腕に装着したプレーヤーが動いて操作している様子を収録した動画もInstructablesで確認できる。

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