新しいものづくりがわかるメディア

RSS


PLA系生分解性樹脂でテーブルやカウンターを製作

生分解性樹脂で作られた家具の展示

GSアライアンスが、PLA系生分解性樹脂を材料にした家具を3Dプリンターで製作した。

GSアライアンスは、脱炭素、カーボンニュートラル社会構築に向けた環境、エネルギー分野の先端技術を研究開発する企業。

今回、同社は植物由来のPLA系生分解性樹脂を用いてテーブルやカウンターなどの大型家具などを製作した。生分解とは、使用済みの樹脂やプラスチックが、土壌や堆肥などに存在する微生物により分子レベルまで分解され、最終的にはそれが二酸化炭素と水に変わり、自然環境の中へ戻っていく性質のこと。

石油や化石燃料を用いなくても、植物やバイオマスなどの有機物資源から環境負荷の少ない製品が製作できることを知ってもらうために、東京都世田谷区内に展示スペースを設けている。

今後は、植物やバイオマス由来の塗料による家具の装飾や、セルロース系など他の生分解性樹脂、木材や植物、海藻残差などを複合材料として使用した家具の製作を行っていく予定だ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る