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高音質で付け心地もバツグン。オープンでもクローズドでもいける新世代ヘッドフォン「VIE SHAIR」レビュー

圧迫感のない付け心地&フラットな音質で長時間付けていても安心

オープンエアフレームを装着。耳への圧迫感がないため装着時の感覚は軽い。音の方は、高音から低音までバランスよく聞こえる。周囲の音も聞こえるため、エア感が感じられるものの、やや中低域が物足りない印象を受けた。

クローズドエアフレームを装着。耳へしっかりフィットする感じがする。本体が軽いため、あまり圧迫感はない。オープンエアフレームに比べ、中音域がふくよかに聞こえる。より音楽に没頭したい場合は、クローズドエアフレームのほうが適しているだろう。

基本的な音質としては、フラットな印象。クセがない音質のため、あらゆるジャンルの音楽に対応する。イコライジングは、専用アプリから行えるが、まだアプリが公開前ということで今回は使用していない。

個人的には、オープンエアフレーム使用時には中低域をやや大きめに、クローズドエアフラーム使用時には中域をやや大きめにすると好みの音になるのではと推測。元の音がフラットなので、少しのイコライジングでかなり好みの音に近づけられるのではないだろうか。

また、指向性が高いようで、オープンエアフレームでもあまり音漏れは気にならない。ただし、大音量では確実に外に音が漏れるので気を付けたい。

VIE SHAIRのちょっと気になるところ

使用してみて気になったところは、フレームについて。オープンエアフレームは見ての通り華奢な作りとなっているため、装着時などに無理に力を入れると壊れてしまいそう。優しく扱いたい。

また軽いフレームなので、装着時にポロッと落としてしまうことも。失くしてしまうとやっかいなので、そのあたりも気を付けたいところだ。

今回、女性モデルに装着してもらって撮影を行ったが、バンド部分を一番短くしても頭へのフィット感はイマイチだったようだ。調整幅をもう少し大きくすると、女性でもよりフィットするだろう。

軽い装着感と2つのフレームでインドアでもアウトドアでも

最近では、ヘッドフォンを付けて踊るサイレントディスコやランニングをしながら音楽を聞くといったシーンも増えている。その場合、密閉型のヘッドフォンでは周囲の音が聞こえず、危ないシーンも。そのようなときは、VIE SHAIRのオープンエアフレームが活躍するだろう。

何より、軽くて装着感がよいのがポイント。長時間付けていても痛みを感じづらく、その上、音質はクセのない万能型。好みの音質は専用アプリのイコライザーで調整すれば手に入れられるだろう。

1台で、オープンでもクローズドでも使えるVIE SHAIRは、アウトドアでもインドアでも活躍できるヘッドフォン。現在オーダーを受付中なので、気になる方はチェックしてみよう。

VIE SHAIRが本領を発揮するのは、複数台で音楽を共有するとき。ぜひ、複数台オーダーして、みんなで音楽を共有してみてはいかがだろうか。新しい音楽の楽しみ方が見つかるかもしれない。

モデル:中野晃子

※編集部補足
VIE SHAIR開発チームによると、フレームの素材にはメガネにも採用されているTR-90という樹脂素材を採用しており、通常の使用範疇では壊れることはないとのことです。

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