こうして夕方にはハロウィンを彩るユニークなオブジェが無事完成し、メンバーはそのまま魔法パーティーの会場へと繰り出した。

秘密のコマンドに合わせてステッキを振りながら、かぼちゃに魔法をかけようと必死な大人たちの姿は、まるで魔法学校の見習い魔法使いでもあるかのよう。 結局のところ今回4人が開発したのは、この「楽しい時間」だったのかもしれない。

今回のように短時間で開発できたのは、メンバーそれぞれが持つ豊かな知識とスキル、そして経験によるところが大きいとは言うものの、Arduinoのハードルの低さが大きな要因となっていることもまた間違いない。

そしてオープンな※Arduinoコミュニティーでは時間さえかければ、彼らのようなその道の先達の知識や技術を各種の情報やスケッチの形で誰もが簡単に手に入れることができる。興味を持ったら、そんな魔法使いの弟子となって「楽しい時間」を手に入れてみてはいかがだろうか。

取材協力：WORLD BREAKFAST ALLDAY (東京都渋谷区神宮前3-1-23 1F)
http://world-breakfast-allday.com

※Arduinoコミュニティー　Arduino公式サイトのThe Arduino PlaygroundやArduino Forum、「Arduinoをはじめよう」訳者の船田巧氏らによる日本語リファレンス、MATHRAX久世さんによる「久世に訊け!!」など、さまざまなWEBサイトで豊富な情報が公開、やりとりされている。