次は何で遊ぼう……いやいや、検証しようかしら。いろいろ備品を探すうちに、良いことを思いつきました。HVC-Cは変装してもちゃんと、人と認識するのだろうか？

そこでやってみました。鼻眼鏡。 

鼻眼鏡でHVC-Cに対峙する編集部越智。

異様に似合ってる越智にこみ上げるものをこらえながら、数値を確認。
むむ！ 顔が検出できない！ 早くもこの顔は人でないというのか。
鼻を外して再度チャレンジ。 

顔認識は無事成功！ ただなぜか人体認識は検出されず。
表情は「Happiness」（喜び）だそうです。そりゃそうだろう。こんな顔してたら（笑）

え、人にばっかやらせないで、お前もやれって？ 不敵な笑いとともにスタッフにフェイシャルパックを渡される。

人生で初めてフェイシャルパックをしてたたずむ筆者。

変な絵になりました。とりあえず数値を確認。 

無事に顔は検出されたみたいです。安堵したのもつかの間、年齢推定が60！！！

60歳の顔と判定されているようです。この数値はずっと高いまま。この顔は、おじいさんと認識しているようです。表情推定は「Sadness」（悲しみ）を表示しています。HVC-Cよ、僕の気持ちをくみ取ってくれてありがとう。

HVC-Cは、数人の顔認識と表情、年齢、性別の推定を行えることが特徴的なデバイスです。ただし、今回試した限りでは推定の精度や大人数の同時認識はそれほど高精度ではないようなので、むしろ表情推定の精度を遊ぶようなアプリ開発が求められそうです。プロダクトサイトでは、一般デベロッパーより応募されたHVC-Cのデモアプリを紹介しています。笑顔で高い数値を出さないと止められない目覚ましアプリ「モーニングスマイル」や目をつむっていると起こされる「WAKE UP!」など、表情をトリガーに動作するアプリへの応用が広がりそうです。

現在、HVC-Cのハッカソンイベントやワークショップをオムロンが定期的に開催しています。顔認識を使ったアプリ開発に興味が有る方は、イベントに参加してみてはいかがでしょうか？

（撮影協力：株式会社ロフトワーク）