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新製品レビュー

22万円台の光造形3Dプリンタ「ノーベル 1.0」はどこまで使えるか——実機レビュー

UVレジンは専用のボトルから吸い上げる仕組み。500g入りボトル 2本で1万5800円(税込)。

マニュアルに従って、チューブをボトルに取り付ける。

UVレジンを入れて硬化させる専用のタンク。レジン2本を使い切るごとに交換が必要。価格は7200円(税込)。

チューブをボトルに取り付け、タンクをセットしたら本体のメニュー画面からUVレジンを充てんする。
開封から専用ソフトウェアのインストール、プリンタのセットアップまでおよそ30分強かかった。

データの出力は専用のアプリケーション「XYZware」で行う。STLとXYZプリンティング独自フォーマットのXYZ形式(.3w)に対応している。 データの出力は専用のアプリケーション「XYZware」で行う。STLとXYZプリンティング独自フォーマットのXYZ形式(.3w)に対応している。

直径5cm程度に調整して出力してみると1時間程度かかった。念のため、XYZプリンティングのFFF方式3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0」でも同じものを出力したが、出力時間はほぼ同じだった。

写真のデータは日本全国のマンホール収集が趣味という編集部河野がモデリングした白川郷のマンホール(のふた)。 写真のデータは日本全国のマンホール収集が趣味という編集部河野がモデリングした白川郷のマンホール(のふた)。

これが完成したマンホール。透明で写真ではディティールが見づらいが忠実にデータを再現している。
プリントベッドから出力物を取り外す際に金属ヘラを使ったため、下部分が削れてしまった。ダヴィンチのプリントベッドから出力物を剥がすよりも力が要る。出力前のデータの段階でサポートを入れておけばこういった問題は防げる。

毛利さんのお子さんをスキャンしてノーベル1.0で出力したもの

「FFF方式3Dプリンタでは、ノズルから出るフィラメントの太さに物理的制限があり、たとえば厚みが0.1mmの板を出力しようとすると、0mm(出ない)か0.5mmの幅、次は1mm、それ以上は設定によっては隙間が空いてしまったり、天面(マンホールの表側)がきれいにできないというのが最大の弱点でしたが、ノーベル1.0では、レーザー照射で造形するので、一度固まった部分にも重ねて照射でき、レーザー径と機械が持っている解像度の範囲で隙間なくきれいな造形ができるため、飛躍的にきれいな造形が期待できます。今回のマンホールもその特徴が生かされてとてもきれいにできています」(3Dプリンター屋 毛利さん)

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