超お手軽?家庭用レーザーカッター「Smart Laser Mini」を組み立ててみた
レーザーカッターといえば、3Dプリンタと並ぶデジタル工作機械の花形の一つ。しかし、これまで主なラインナップは高価で大型のものに限られ、個人で保有するようなケースはあまり多くなかった。そんな中、SMART DIYsが発売した「SmartLaserMini」は家庭での利用を想定し、価格も5万円代と低く抑えられている商品だ。今回は、実際に機械を組み立てながら、人気の家庭用レーザーカッターの性能を見ていこう。
4月某日、都内のfabcross編集部に呼び出された筆者。今回のお題は、日本の工作機器メーカーSMART DIYsが販売するデスクトップレーザー加工機Smart Laser Miniを組み立て、その使用感を確かめるというもの。大学などで日々レーザーカッターを使ってはいるが、一から組み立てるというのは初めての経験だ。加えて、実はドが付くほどの不器用なのだが、果たして無事完成させることができるのだろうか……!?
Smart Laser Miniは上の写真のように、コンパクトな段ボールに入って届けられる。きれいに梱包された金属フレームや部品の他に、六角レンチやペンチといった工具まで封入されており、うれしい心遣いだ。
さらに筆者が感動したのは、小分けになった金具類にもしっかりとラベリングしてあること。以前海外製のCNCを組み立てた際、乱雑にまとめられた金具を分類するだけで一苦労だったことを思うと、この優しさが胸にしみる。さすが日本企業といった仕事の丁寧さだ。
さて、それでは実際の作業に入ろう。組み立ての手順はすべてWeb上のマニュアルに写真付きで掲載されており、それを見ながら進めていくことになる。内容物を確認した後は、まずレーザーの照射部を動かすためのホイールを組み立てるようだ。
続いては、レーザーの照射部が乗る台の組み立て。アクリルの保護シートを剥がして、先ほど作ったホイールと合体させる。
このように、機械の組み立ては一つ一つ細かな工程に分けられており、それぞれわかりやすい写真とともにマニュアルに掲載されている。丁寧に読み進めていけば、大きくつまずくことはないだろう。
とはいえ、機械の構造を知らないと多少手を動かしづらい部分があるかもしれない。そんな時は、不器用な我々のことを見て勇気を出してほしい。