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超お手軽?家庭用レーザーカッター「Smart Laser Mini」を組み立ててみた

まずは、加工用のデータを作成しよう。2次元のデータを切削/彫刻の両方に利用することが可能だが、最終的にはSVG形式にして読み込む必要がある。今回はフリーのドローイングソフトInkscapeと、塗りつぶしを設定するためのプラグインeggbot_hatchを利用した。

Inkscapeでの編集画面。 Inkscapeでの編集画面。

実際に加工を行うためのソフトウェアは、PC内に立ち上げたサーバソフトウェアに、同一、あるいは別のPCからブラウザ経由でアクセスして利用する。この手順もマニュアルに記載されているので心配は無用だ。

サーバの立ち上げ。 サーバの立ち上げ。
制御用ソフトウェアの画面。 制御用ソフトウェアの画面。

制御用ソフトウェアを介して、本体との接続確認や加工位置の設定、レーザーのスピードとパワーの調整などを行うことができる。何度か彫刻の具合を確認したのち、ついに本番を迎えることとなった。

実験台は越智副編集長の名刺入れ。※本来は加工物の下にステンレスやアルミなど、金属製のベッドを敷くことが望ましい。 実験台は越智副編集長の名刺入れ。※本来は加工物の下にステンレスやアルミなど、金属製のベッドを敷くことが望ましい。
くっきりと刻まれた、fabcrossのロゴ。 くっきりと刻まれた、fabcrossのロゴ。

いかがだろうか。短時間ながらしっかりと文字を彫刻することができた。くっきりすぎていささか主張が強い気がしないでもないが、さらにデータを調整していけばより多彩な表現が可能になるだろう。Smart Laser MiniのFacebookグループページには、日々熟練のユーザーの作品がアップロードされているので、興味のある方は是非そちらも参照されたい。

ここで今日の挑戦は終了。終わってみればあっという間の時間だったが、しっかりと振り返ってみよう。

・安定した動作、ハックの可能性
キット製品とはいえ、動作は非常に安定していた。ソフトウェアの利用にややクセがあるように感じたが、これは慣れていけば解決されるだろう。また、構造がシンプルな上、制御ソフトウェアも公開されていることから、汎用的な2軸CNCとして自由にハックすることもできるだろう。

・手軽さと作る楽しみ
繰り返しになるが、製作にかかった時間は2〜3人でおよそ6時間。一人でも1日あれば十分組み立て可能だろう。丁寧な梱包や説明のおかげで、プラモデルのような感覚で作ること自体も楽しめた。家族や仲間と一緒に挑戦してみるのも面白いはずだ。

なお、現在、Smart Laser Miniの後継機であるFABOOL Laser Miniのクラウドファンディングが始まっている。より組み立てが簡単になるなど、さらに手軽にレーザー加工を楽しめるようになるという。今後もどのような家庭用の工作機械が登場し、私たちの生活を変えていくのか楽しみだ。

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