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はやりのデバイスで作る、幼児も使えるIoT

液晶付きマイコン「M5Stack」 と Google Home で、子どもとメッセージがやりとりできるシステムを作ってみた

あの、いまものすごく皆さんに伝えたいことが2つあって、どっちから書こうか迷っています。ひとつは自分が作った、親子間でメッセージを送りあうシステムについて。そしてもうひとつは液晶付きマイコン「M5Stack」のすばらしさ、かわいらしさ。本当はどちらも開口一番伝えたい内容なのですが、グッとこらえてまず前者から書いていきます。

文字入力のできない子どもとメッセージをやり取りしたい

うちには小さい子どもが2人いまして、彼らとメッセージのやりとりがしたかったんですよ。大人ならみんなスマホ使ってLINEとかFacebookメッセンジャーとかでやりとりしてるじゃないですか。でも未就学児にはスマホやPCの操作がちょっと難しい。そこで子どもにも使えるメッセージングシステム「こどもメッセンジャー」を自作しました。

子どもがおとうさんにメッセージを送るには、Google Homeに話しかけます。
「OKグーグル、おとうさんに『はやくかえってきて』って言って」

そうすると、おとうさんの携帯にFacebookメッセージが着信! おとうさんは子どもからのメッセージを読むことができます。

メッセージの末尾にはメールアドレスが付いているので、返信したいときはそこにメールを送ります。すると……。

自宅の液晶にメッセージが表示され、子どもに伝えることができる、というわけです。

しゃべるだけでメッセージが送れるので、キーボードを打てない子どもでも使えるんですね。拙宅ではこれを2週間ほど前から運用しています。

子どもから来るメッセージのプライスレス感

実際によく届くのは、動画にも出てくる「早く帰ってきて」です。それに対して「8じには かえるよ」とか「おそくなるから おかあさんと ねてね」など応答ができ、また子供から「お仕事がんばってね」とか返ってくる。

「お仕事がんばってね」。これ、朝に保育園で別れる時とかに言われてもそれなりにやる気がでるフレーズですが、実際に会社で仕事してる最中に言われると効き目がやばいんですよ。そのひとことにより生み出される活力はタウリン8000mg分に相当するといわれています。

ほかにも本を買ってあげた日の翌日には「おとうさん本買ってくれてありがとう」なんて送られてきてプライスレスな感じですし、あとはいたずらで、家にいるのに「こんにちは」とかわざわざ送ってくることもあります。20年後に思い出したい日常です。

当初の目的としてはもっと事務的な連絡事項を伝えるために作ったのですが、結果的に親子のコミュニケーションが活性化しており大変よい。大変よいんですよ、これ。そんなわけで、この「大変よさ」をfabcross読者のみなさまにもぜひおすそ分けしたく、ここに作り方をご紹介します。というのがこの記事の趣旨なのですが……。

ちょっと待って! その前にもうひとつどうしても伝えたいことがあるんです!!

今一番熱く、そしてかわいいマイコン「M5Stack」

動画内で、父が子どもに送ったメールの表示デバイスとして使っているのは、「M5Stack」というマイコンボードです。

特徴はこんな感じ。

  • かわいい手のひらサイズ(縦横ともに約5.5cm)
  • 320×240ピクセルのかわいい液晶つき
  • Wifi、Bluetoothもかわいく完備
  • 小容量(150mah)のかわいいバッテリー付き
  • かわいい四角いケース入り
  • 中身はESP32で、「Arduino IDE」や「MicroPython」で開発できてかわいい
  • 磁石付きで、冷蔵庫にかわいくくっつけられる

愛情があふれるあまり、思わず全項目に「かわいい」と書いてしまいました。

さらにですね、追加モジュールを積み重ねていくことで、GPSや容量大きめバッテリー、スマートウォッチ風のリストバンドなどをどんどん追加していけます。

ウオッチ形態。大きくてちょっとアホっぽく、「スマートウオッチ」と呼ぶことには迷いが生まれますが……。 ウオッチ形態。大きくてちょっとアホっぽく、「スマートウオッチ」と呼ぶことには迷いが生まれますが……。

これだけ機能豊富だとわざわざ電子工作しなくてもいろんなことができそう。しかしですよ、本体からはいい具合に外部端子がどっさり出ており、電子工作対応もばっちりなんです。

左が、拡張モジュールの基板を自分で作れる「プロトモジュール」。右はM5Stack本体ですが、下の方にあるスリットは全部ピンヘッダになっています。四辺全てにあり、マイコンのピンにケースの外からアクセスできるようになっています 左が、拡張モジュールの基板を自分で作れる「プロトモジュール」。右はM5Stack本体ですが、下の方にあるスリットは全部ピンヘッダになっています。四辺全てにあり、マイコンのピンにケースの外からアクセスできるようになっています

そんなたくさんの特徴の中で、個人的に一番いいなと思うのが「ケース付き」というところ。ArduinoやRaspberry Pi、最近だとmicro:bitなんかがはやって、世の中的には「ケースはもうなくてもいいよ」ってことに一回なったじゃないですか。そんな中、ケース入りで登場したM5Stack。そしたらですね、かわいいんですよ。ケースに入ってるの。もうそれだけで存在感がポップ。あと当たり前ですけど基板むき出しより堅牢な感じがして、使うときはもちろん携帯にも便利。ケース、こんなに良いんだ、っていう。これは目からうろこでした。

あとですね、個人的にいままでArduinoをずっと使ってきて、液晶が欲しいと思ったことって1回もないんですよね。でも、最初から付いてると、それはそれで、いままで考えてこなかったいろんなことができそうな気がしてくる。夢がすごい。

そんな感じで、こちらの発想を変えてくれるというか、「マイコンボードってこういうもので、こう使う」っていう思い込みを打ち破ってくれるようなガジェットなんです。

加速度センサ内蔵のモデルをもあるので、こんなジョークプログラムを作ってみました。画面が割れた! と思いきや……。

以上すべて個人の感想ではありますが、今一番のお薦めであることは確かです。僕はもう2個目を注文しました。

余談ですがダイソーにM5Stack風のキッチンタイマーが売っています。M5Stackはいま品薄なので、買えなかった人はこちらで我慢しましょう。 余談ですがダイソーにM5Stack風のキッチンタイマーが売っています。M5Stackはいま品薄なので、買えなかった人はこちらで我慢しましょう。

そんないま熱いM5Stackと、同じくいまはやりのスマートスピーカーであるGoogle Homeを組み合わせた、「こどもメッセンジャー」。

子どもとメッセージする体験の良さと、M5Stackの良さ、2つとも皆様にもおすそ分けしたく、(こんどこそ)作り方をご紹介していきたいと思います。

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