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すき焼き目指してものを作れ!

私物を分析・分解・合体!超特急の「闇鍋ハッカソン」

賞味期限にご用心

4時間のタイムリミットが過ぎ、プレゼンテーションが始まった。審査員はfabcrossから越智副編集長、そしてイベント後の料理を提供する「日本料理 深大寺 水神苑」から、料理長の塚本真介さんにお越しいただいた。

塚本料理長(左)と越智副編集長(右)。 塚本料理長(左)と越智副編集長(右)。

評価の基準は「面白さ」と「余すところのなさ」。持ち寄った素材をいかに楽しく、そして無駄なく作品に昇華させたかが競われる。それでは、いらないものがどのように「調理」されたのか、参加した5チームの作品を見ていこう。

Aチーム

[ウォーターゲーム]×[サイリウム]×[プラネタリウム]×[ギアボックス]

「モテる!プラネタリウム」 「モテる!プラネタリウム」
「宇宙を動かせる男の方がモテる」 「宇宙を動かせる男の方がモテる」

最初のチームが作ったのは「モテる!プラネタリウム」。「宇宙を動かせる男の方がモテる」というスケールの大きな理論に基づき、ウォーターゲームで遊びながらプラネタリウムを回すことができるようになった。回転の動力となるギアボックスはもちろん、サイリウムもパッケージごと土台として活用され、その無駄のなさには高い評価が集まった。

Bチーム

[ドローン]×[電波時計]×[歯ブラシ]×[MacBookの箱]

「朝専用ドローン asaMac」 「朝専用ドローン asaMac」
使い方はこちら

次に発表したのは僕のチーム。歯ブラシや時計を添えた、朝のお供になるドローンの活躍を映像にまとめようとしたのだが、直前になってドローンのバッテリーが故障していることが判明。やむなくイヤホンケーブルで吊って飛ばすという悲しい虚構を描くことになってしまった。

バッテリーの故障が判明した瞬間。 バッテリーの故障が判明した瞬間。

故障の理由は、長期間バッテリーを放置していたことによる劣化と推定された。持ち寄った具材がダメだったとは、ある意味本当の闇鍋らしい結末とも言える。

個性豊かな作品が続く

Cチーム

[桜の枝]×[自転車用バルブキャップ]×[バインダー]

「VR目黒川」 「VR目黒川」
「……VRって何ですか?」 「……VRって何ですか?」

続いての作品は、目黒川の風景を箱の中にVRで再現したもの。「そもそもVRとは何か?」という塚本さんの質問に会場がざわつくシーンもあったが、適宜言葉を補いながら、コンパクトに再現された目黒川の夜桜が紹介された。

箱の中には人のパネルが設置されていたりして、やたら完成度が高い。 箱の中には人のパネルが設置されていたりして、やたら完成度が高い。

素材をすべて使い切っていること、発想の飛躍っぷりとジオラマとしての完成度の高さなどが評価され、みごと優勝した。

Dチーム

[ワイヤーラック]×[オタマトーン]×[軍手]

「闇串ボックス(透明)」 「闇串ボックス(透明)」

中身を引きずり出されたオタマトーンは、キッチンに棚を作るための針金と合体させられ、串で刺される食材の叫びを代弁する便利グッズ(?)に変貌を遂げた。それらしく穿かされた軍手は、水周りでの滑りを抑えるためのものだという。

当初目指していた、食材によって声が変わる機能は実現できなかったものの、料理人である塚本さんからは「ここまで食材の気持ちは考えたことがなかった、大変勉強になる」と深いコメントを引き出していた。 

Eチーム

[キーホルダー]×[ドラゴンボールのおもちゃ]×[携帯扇風機]

「稀に元気玉が出る!孫○空養成ギブス」 「稀に元気玉が出る!孫○空養成ギブス」
ここから引っ張って使う。 ここから引っ張って使う。

最後のチームが製作したのはなんと筋トレ器具。ストラップで繋がった扇風機とおもちゃをうまく引っ張ると、扇風機が回って音も出るという「オラ、ワクワクしてきたぞ」的な代物である。

スイッチには3Dプリンタで作ったパーツが使われていたそうだが、隣接する部分がホットボンドで雑に固定されしまったため、残念ながら最高のパフォーマンスを発揮することはできなかった。

以上5作品、揃いも揃って不思議なものが集まった。並べてみると、まさに闇鍋といった感じの統一感のなさである。 

限られた時間の中で、どのチームも健闘したと言えるだろう。さて、頑張ったご褒美に、鍋を食べようじゃないか!

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