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チームスケルトニクス・白久レイエス樹インタビュー

ものづくりはチーム力——スケルトニクス開発の根底にある組織づくり

外骨格スーツで一躍注目を浴びた「スケルトニクス」。電力を使わずに人力で操作できるスーツの開発を行ったのは、沖縄高専出身の20代の3人が結成した「チームスケルトニクス」だ。誰もがものづくりに取り組める時代における、ものづくりに必要な組織づくりやロボットづくりの未来について、話を聞いた。(撮影:加藤甫)

2013年11月に行われた「Maker Faire Tokyo 2013」で子どもたちの注目の的だったのは、骨組みでできた「スケルトニクス」という動作拡大スーツだ。

全高2メートルを超えるロボット的な見た目とは裏腹に、モーターを使わない無動力機構で動かすことができる。スケルトニクスは、下半身と上半身が分離でき、重さは上半身で15kg、下半身で10kg。上半身は肩に背負うように装着して、下半身は竹馬のように自分でバランスを取って動かす。

開発したのは、沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)出身の白久レイエス樹氏、阿嘉倫大氏、中野桂樹氏の3名による「チームスケルトニクス」だ。

チーム力で挑んだロボコン優勝までの道のり

チームスケルトニクスの白久レイエス樹氏。 チームスケルトニクスの白久レイエス樹氏。

 「子どもの頃からものづくりや機械いじりが好きで、ロボットを作りたくて高専に入学しました」

白久氏は幼少期について語った。小学生の頃から、はんだ付けをしたり工作キットで回路を作ったりしながら、ロボットアニメなどを見て過ごした「チームスケルトニクス」のメンバーは、実際にロボットを作ってみようと考え高専に入学。「全国高等専門学校ロボットコンテスト」(高専ロボコン)に出場するためにチームを組み、高専時代を過ごした。

沖縄高専は2004年に新設された高専だ。そのため、白久氏が入学した時には一学年上にしか先輩がいなかったという。自由な環境で日々ロボットを開発に取り組んできた結果、開校からわずか5年でロボコン全国大会に出場し、みごと優勝を勝ち取った。

ロボコンでは、プロトタイプ開発が重要

毎年10月頃に地区大会が行われるロボコンだが、テーマは毎年違う。テーマの発表が4月に行われるため、実質半年で開発・製作を行わなければいけない。

「私がリーダーを務めた4年生の時は、半年という限られた時間の中で、いかにロボットを作り直しながら精度を上げていくかを考えていました。技術の追求を本番までしてしまうと、アクシデントが起きた時にリカバリーできません。そこで、テーマに沿った課題からアイデアを導き出し、すぐに1号機を作って実験を重ね、2号機3号機と期間の中で次々と作りながら練習を行ない、ある程度のところまできたら改良せずに精度をあげる時期を作るといった、本番でミスをしないためのものづくりの手法を行っていました」

スモールスタートでプロトタイプを作り、仮説検証を重ねて次のプランを実践していく。まさに「リーンスタートアップ的思考」の開発だ。

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