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PLEN Project 赤澤夏郎インタビュー

ロボットが相棒になる日は予想以上に早い?! 人型ロボット「PLEN2」が切り拓く可能性

“誰もが作れる”にこだわる理由

——PLEN Projectでは初代モデルから一貫してソースコードを公開されてきましたが、オープンソースでプリンタブルなロボットにこだわり続けるのはどうしてですか?

「ロボットを作るのってものすごく難しいことだと思われていますが、誰でも作れる仕様にすることで、実は簡単なものなんだよということを伝えたいのです。僕は工学系ではなく、経済学部出身。そんなバリバリ文系の僕でも、夢のロボットづくりが実現できた。その喜びをたくさんの人に味わってほしい、というのがPLEN Projectの根底にあります。より多くの人がロボットに親近感を持ってくれたら、ロボット産業の未来ももっと開けてくるんじゃないかなと思います」 

PLEN Project代表取締役・赤澤夏郎氏。家業が航空機の部品などを製造する金型加工メーカーだったことから、その技術力を活かしたいと05年より社内ベンチャーでロボット事業をスタートした。 PLEN Project代表取締役・赤澤夏郎氏。家業が航空機の部品などを製造する金型加工メーカーだったことから、その技術力を活かしたいと05年より社内ベンチャーでロボット事業をスタートした。

子供や法人向けの“ものづくり教育”を積極的に主催

——「作る喜びを広める」、それがPLEN Projectのコンセプトの一つなのですね。子供向けワークショップや、LEGOのマインドストーム※1を用いて学校や法人向けの研修をされているのもそういった理由からでしょうか。

2011年にグランフロント大阪で行われた「ナレッジキャピタル トライアル」では、スマートフォンを使ってPLENを動かすワークショップを実施し、子供たちの好奇心を鷲掴みにした。 2011年にグランフロント大阪で行われた「ナレッジキャピタル トライアル」では、スマートフォンを使ってPLENを動かすワークショップを実施し、子供たちの好奇心を鷲掴みにした。

「まだまだテクノロジー分野の教育は未開拓なのかなと思うので、子供達の好奇心を満たす場を作ってあげたいなという気持ちがあります。また、オープンソースのコミュニティは、広げてなんぼ。1万人、100万人と増やしていくためには教育活動も重要だと考えています」 

今年8月に行われた世田谷ものづくり学校のワークショップでは、子供たちが3Dプリンタでパーツを出力するところからソースコードの設定まで体験。白いアーム部分が動いた時には歓声が上がった。 今年8月に行われた世田谷ものづくり学校のワークショップでは、子供たちが3Dプリンタでパーツを出力するところからソースコードの設定まで体験。白いアーム部分が動いた時には歓声が上がった。

——今後も教育活動は積極的に続けていかれるのでしょうか。

「学校はもちろん、全国のファブ系施設やMakers系ワークショップなどからも、引き合いはたくさんあるんです。先日はマレーシアからも依頼がきました。ただ僕らの第一ミッションは開発ですから、クライアントや施設に応じてカスタマイズしてコンテンツ化できる適切なパートナーを探したいなと思っています」

※1 LEGOのマインドストーム:LEGO社とMIT(マサチューセッツ工科大学)が共同で開発。たくさんの部品を使ってロボットを組み立て、遊びながらものづくりやプログラミングが学べる製品。 

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