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CODE HORIZON開発者インタビュー

AIロボット×スマホアプリで楽しむ次世代戦略ボードゲーム「CODE HORIZON」

ドットコードとの出会いがこれまでにないボードゲームを生む

中央左の穴からイメージセンサがボード上の小さなドットコードを認識する。 中央左の穴からイメージセンサがボード上の小さなドットコードを認識する。

——VROが自分の位置を特定するドットコードとは?

松井 2015年の初め頃、VROがボード上の現在位置をどう特定するか検討していました。たまたまうちの子どもが遊んでいた玩具で、本にペンでタッチすると声で喋ったりするものを見つけました。そこからヒントを得て、この技術を持った会社さんにお話を伺いにいったのがきっかけでした。

フィールドボードをよく見ると、小さな黒い点々で作られたコードが埋め込まれています。VROの裏にあるイメージセンサでこのドットコードを認識して、VRO自身の位置や向いている角度を認識し、敵との位置を補正しながら、プレイヤーのステータスや状況に応じて攻撃するのか逃げるのか、条件に応じてAIが判断します。ただ、これだけだと個々のVROが勝手に戦うだけで、複数のロボットが協調して戦うことができない。そこでプレイヤーが参加して全体の戦略をスマートフォンから指示することでゲームが盛り上がるようになっています。

よく見ると細かい黒い点のコードがある。 よく見ると細かい黒い点のコードがある。

——量産に踏みだそうと思ったきっかけは?

松井 最初は本当に量産するのかどうか決めかねていました。特に日本はボードゲームの市場規模が小さいためです。そこでボードゲーム発祥の地であるドイツやアメリカを狙って、2015年3月にアメリカのオースティンで開催された「SXSW(サウスバイサウスウエスト)」に出展しました。とりあえず、コンセプトが面白いと思ってもらえるかどうかを評価してもらおうと思いました 。展示したのは、白川さんに外装だけ3Dプリンターで出力してもらって、ペイントしただけの試作品。しかし、実際に展示してみると、SXSWに訪れた人たちから「これは何?」「面白そう」など多くの反応をもらえました。製品説明したときの彼らの驚きの表情は今でも忘れられません。これが1つの踏み出すきっかけというか、量産しようと思ったターニングポイントになりました。

——量産は中国で行っていると聞きましたが。

白川 中国で量産前試作をしています。今回、中国に2人で滞在して現地の工場の方とやりとりしながら試作してきました。やっぱり現地の業者さん、金型屋さんと直接やり取りすることは非常に大事だと思います。現場で相談しながらすぐに判断することができるし、その場でCADで修正することもできます。工場側の意見を聴きながら「こんな風にしたらどう?」「それなら大丈夫!」などコミュニケーションを取れることは非常に大切です。Skypeでコミュニケーションすることもできなくはありませんが、スピードも理解も含めて、face to faceはやっぱり違いました。

また、試作してみると、いろいろと課題が見えてきます。まだちょっと嵌合が悪いので、納得できる状態まで仕上げるために、もう1回試作する予定です。

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