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CODE HORIZON開発者インタビュー

AIロボット×スマホアプリで楽しむ次世代戦略ボードゲーム「CODE HORIZON」

AIを搭載した自律走行型ロボットにスマホから指示を出しながら遊ぶ戦略ボードゲーム「CODE HORIZON(コードホライズン)」をご存知だろうか。

将棋、チェスのようなボードゲームとはまた違ったITを駆使した新登場の製品である。中心人物の松井健氏はハードウェア開発未経験の状態から2014年にプロジェクトをスタート。何度も試作を重ねながら2016年には+StyleとKickstarterでプロジェクトを公開、目標金額を達成している。ハードウェア開発をどのように攻略し、量産まで進めてこれたのか。松井氏とデザインを担当した白川徹氏にお話を伺った。(撮影:加藤甫)

IoTへの興味とボードゲームへの趣味から挑戦が始まる

——CODE HORIZONのルールと遊び方は?

松井 CODE HORIZONは 、ボード上に配置した自律走行型のAIロボット「ヴァルキリーローバー(VRO)」と、専用アプリ上のバーチャルな歩兵部隊「マーシナリー」にスマホから指示を出して遊びます。敵の情報を収集しながら、戦略的に配備し、相手の動きを予測して策を企てます。与えられたミッションを達成すると勝利です。
ミッションは3種類あり、「敵プレイヤーの全てのVROを戦闘不能にする」、「敵プレイヤーのリーダーVROを戦闘不能にする」、「重要拠点プラントを先に占拠する(オプションパーツが必要)」です。ボードの地形は4種類あり、平地、森林、沼地と山岳があります。それぞれに地形の効果があり、森林や沼地は移動に燃料を消費しやすく、VROの移動速度も遅くなります。VROにはレーダーという概念があり、レーダーの範囲内でしか敵を発見できませんが、山岳では山の上に布陣するとレーダーの範囲が広がるので、より高所に陣取ったほうが有利となっています。

MIRA CEOの松井氏。 MIRA CEOの松井氏。

——ハードウェア開発をはじめたきっかけは?

松井 もともとアプリやWeb開発のエンジニアです。受託のサービス開発がメイン業務で、スマホ向けアプリ、ソーシャルゲーム、Webサービスなども開発しています。プログラミングだけでなく、UIデザインも担当することが多いです。お客さんのやりたいことを、技術とデザイン両方の視点で実現できるように工夫していました。

iPhone4SになってBLE(Bluetooth Low Energy)に対応し、外部のデバイスとつながる製品が徐々に増えてきました。2011年頃、Kickstarterも盛り上がり始めて、アメリカ西海岸でもハードウェアスタートアップが数多く出てきました。そのころに「自分もそういうことやりたいな」と思う気持ちが芽生え始め、Webやアプリのようなディスプレイの中のものだけじゃなく、ディスプレイの外のデバイスや環境も含めたところまで作ってみたい。ハードウェアもソフトウェアも両方作れる会社を立ち上げたいと思ったのがきっかけです。

BLEで通信しながら動くVRO。 BLEで通信しながら動くVRO。

——なぜボードゲームだったのでしょうか?

松井 起業してからは、今まで無かったようなもので、自分たちもみんなも楽しんでもらえるような製品って何だろうと考えながら、さまざまな技術を勉強しました。勉強するうちにBLEモジュールのファームウェアを書けるようになっていて、CODE HORIZONにこの知識が生かされています。BLEには、ペリフェラル(送信側)とセントラル(受信側)という2つの役割があり、1つのデバイスが両方の機能を持つことは珍しいのですが、VROは両方を実装しました。ペリフェラルとセントラルのどちらも実装することによって、お互いがBLEで通信し、フィールドボード上で自律走行できるようになりました。

他にもさまざまな技術を習得し、この製品コンセプトで実現したい形に近づくことができました。もともと僕らがボードゲーム好きで、戦略ゲームや歴史ものが好きだったんですね。技術の下地と興味関心が交わったところでCODE HORIZONを開発しています。

専用アプリからVROとマーシナリー(画面中央と左上のPSと表示されている小さな点の集まり)に指示することができる。 専用アプリからVROとマーシナリー(画面中央と左上のPSと表示されている小さな点の集まり)に指示することができる。

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