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CODE HORIZON開発者インタビュー

AIロボット×スマホアプリで楽しむ次世代戦略ボードゲーム「CODE HORIZON」

ものづくりに欠かせない開発メンバーとの出会い

——開発メンバーを探すコツ、出会いは?

松井 白川さんと出会ったのはハードウェア好きが集まる飲み会です。白川さんからメカ設計の仕事をしてると聞いて、自分で作りたいイメージを伝えたら、ポンポンポンとアイデアを提案していただいたのがきっかけで一緒に開発することになりました。量産のコーディネートをしていただいているハードウェアディレクターの西野さんは、知人に量産のことを相談したときに紹介してもらいました。ソフトウェアのことしか分からない。分からない領域を一から全部自分でやるのは難しいと思っていましたので、まずはハードウェアのスペシャリストな方たちに協力してもらえるような関係づくり、ネットワークづくりから始めました。

最近は、ハードウェア界隈のイベントや集まりが増えてきたと思います。DMM.make AKIBAさんもよくイベントを開催しています。できるだけそういうところによく顔を出してました。そこからきっかけが生まれる。お互いに何をやっているのか、抱えている悩みや最新情報を交換したのも大きかったと思います。

あとは、早めにハードウェアを開発している現場やスタートアップと関わっておくことが重要だと思います。開発をどう進めているのか、つまずくポイントを共有してもらうのが一番良いと思います。それこそ開発を手伝っても良いです。何かしら関われると、いずれ自分がやるときにすごい武器になるし、仲間も増えていく思います。

レールガンやフィンブラストキャノンなどのオプションパーツも装着できる。 レールガンやフィンブラストキャノンなどのオプションパーツも装着できる。

——今後の展開や目標を教えてください

松井 来年はドイツやアメリカなど海外の出展を増やして市場を開拓していきたいと思っています。他に海外で評判が良いのはフランスやスペイン。アジアだと台湾の人たちが興味を持ってくれています。販売セット数では、千セットから数千セットのオーダーをもらえるようになりたいです。まずは、世界観の作り込みやオプションパーツを増やして、できるだけコアなファンがより楽しめる領域を増やすことに力を入れていきたいと思っています。またボード上をもっと盛り上げるために、スマホのディスプレイと音の演出だけでなく、プロジェクションマッピングもできないかと考えています。プロモーションムービーのように爆発や楽しめる演出を増やしたいです。

それから、VROのSDKを提供しようと思っています。ミニ四駆のビスやモーターを代えてチューニングして遊ぶように、プレイヤーがコードを書き足して遊べるようにしたいなと思っています。プログラミングの要素ももっと簡単なUIにして、教育ツールとしての使い方もできるかもしれないと思っています。

外装パーツを取り外した状態のVRO。プレイヤーがカスタマイズできるように設計されている。 外装パーツを取り外した状態のVRO。プレイヤーがカスタマイズできるように設計されている。

ハードウェア未経験の状態から業界との関係を開拓し、2016年12月の発売を目指して中国の工場とやりとりする開発チーム。

ボードゲーム×AIロボットという新しい感覚で、大人から子どもまで楽しめる。日本で生まれたこれまでにない戦略ボードゲームCODE HORIZONの今後の活躍に期待したい。

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