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スタートアップやMakerにもオススメしたい専門施設

スタートアップやMakerの強い味方——試験のことで困ったら都産技研にGO!

機器利用の予約状況をWebサイトにて公開中

広報室室長(取材時)の木村氏。 広報室室長(取材時)の木村氏。

「依頼試験や機器利用は事前にご相談ください。試験や機器によっては、1カ月後まで予約が埋まることあります」(木村千明氏)

依頼試験では、非破壊検査や強度試験、機器利用では、恒温恒湿槽などの環境試験機は利用が多いそうだ。製品のリリース前、試験や加工機の利用が必要になった時は、ぜひご相談ください。

利用経費は助成金の対象

都産技研では、依頼試験や機器利用、実地技術支援等の利用経費の助成制度も利用できる。スタートアップやMakerには嬉しい情報である。墨田区や港区、品川区等、都内18の区市や支援機関と連携し、助成の申請が可能である。例えば、事業所が港区の助成内容であれば、依頼試験、機器利用料金の3分の2(最大10万円まで)、実地技術支援を利用した場合は、派遣1回あたり1万1500円(年間8回まで)が補助される。助成には審査が必要になるが、提出書類をそろえて受理されると、早ければ3週間ほどで補助金が支給されるとのこと。区市や支援機関によって内容が異なるため、詳しくは助成内容一覧から確認してみていただきたい。最新情報は、各区市/支援機関の窓口で確認してほしい。

実験室/加工室が利用できる賃貸スペース

依頼試験や機器利用以外にも、交流支援の場「東京イノベーションハブ」の会場の貸し出しや,製品開発支援ラボ(賃貸スペース)を提供している。東京イノベーションハブは、大学や企業の交流や情報発信する場として活用可能で、セミナーや交流会、展示会等で利用できる。座席のレイアウトによって300脚設置、折り畳みテーブルや200インチ電動スクリーン、プロジェクター等の設備も充実している。

本部にある東京イノベーションハブの会場。 本部にある東京イノベーションハブの会場。

製品開発支援ラボは、本部に19室、多摩テクノプラザに5室。24時間利用可能で実験室や加工室(本部)も利用できる。同じフロアにラボマネージャーを配置し、機器利用サービスも身近にそろっているため、製品開発にかかる時間を短縮することができる。入居の募集は随時Webサイトで公開している(入居選考あり)。

製品支援ラボの化学実験室。設備が充実している。 製品支援ラボの化学実験室。設備が充実している。

イノベスタ2018開催

5月25日には、都産技研の技術や設備を体験できるイベント「イノベスタ2018」を開催予定。3次元レーザーマーキング装置を用いた立体形状への加工実習や金属材料の成形性評価試験ミニ講座のワークショップ、自律移動案内ロボットのデモンストレーション、有機EL/太陽電池測定プラットフォームの見学等、相談してみたい技術分野や、使用してみたい装置を間近で体験できる内容になっている。依頼試験や機器利用が気になる方はぜひ体験してみてはいかがだろうか。

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