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「ジェームズ ダイソン アワード 2013」2位入賞のhandie表彰

イギリスの家電メーカー、ダイソンが提携しているJames Dyson Foundationによる国際デザインコンテスト「ジェームズ ダイソン アワード 2013」の国際選考で2位に入賞した義手「handie」と、国内選考で上位入賞した3作品の表彰式が2013年12月18日、ダイソンショールーム(東京都千代田区)で行われた。

表彰式に先駆けて行われた「handie」のプレゼンテーションでは、東京大学大学院OBの山浦博志氏、近藤玄大氏、千葉工業大学大学院OBの小西哲哉氏の3人が登壇。開発の経緯やhandieのデモンストレーションが行われた。

handieのデモンストレーションの様子。筋肉を動かす際に発生する微弱な電位をセンサが感知して動く。 handieのデモンストレーションの様子。筋肉を動かす際に発生する微弱な電位をセンサが感知して動く。

handieは生まれつき右手のない友人が「右手がないことが普通だから、いまさら義手を欲しいとは思わないが、雨の日は片手が傘にふさがれて大変だ」と話したのをきっかけに、1体当たり数百万する筋電義手を友人でも買える価格に下げることを目指して開発された。

スマートフォンの活用や、部品生産に3Dプリンタを導入したほか、モーターの数を削減し、機構を工夫することでコストダウンを図った。

handieは現在も試作の段階で、今回の賞金1万ポンド(約170万円)も研究開発にあてるという。

式ではhandieのほか、国内で上位入賞した3作品の表彰と展示も行われた。 

Frederick Phua氏による「The Bottle Pack」。 リサイクルが可能なペットボトルをバックパックのように背負って、頭や手を使わずに衛生的に水を運ぶためのバックパック。日本最優秀賞を受賞している。 Frederick Phua氏による「The Bottle Pack」。 リサイクルが可能なペットボトルをバックパックのように背負って、頭や手を使わずに衛生的に水を運ぶためのバックパック。日本最優秀賞を受賞している。
金子佳裕氏による「AWARING」。リング状に並べたLEDが音声の方向と音量に応じて発光し、難聴者と健聴者の円滑な会話の実現するプロダクト。 金子佳裕氏による「AWARING」。リング状に並べたLEDが音声の方向と音量に応じて発光し、難聴者と健聴者の円滑な会話の実現するプロダクト。
奥田勇氏、鶴見慎吾氏による「ARESA」。 注射の針の不適切な廃棄による事故を防ぐために、市販のペットボトル飲料のキャップを使って安全かつ簡易に針を廃棄できるプロダクト 奥田勇氏、鶴見慎吾氏による「ARESA」。 注射の針の不適切な廃棄による事故を防ぐために、市販のペットボトル飲料のキャップを使って安全かつ簡易に針を廃棄できるプロダクト

ジェームズ ダイソン アワード 2013には、世界18か国から618点の応募があった。うち日本からは26点がエントリーし、今回handieが日本人として初の国際選考受賞作品となった。

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