Roboxは、全てのモーターや軸は一枚のステンレスプレートに配置することでノズルの無駄な動きを減らし、また内部温度を出力に最適な温度に保つヒーティングプラットフォームを備える。モーター類は出力エリア外に配置されているため、高温にさらされることなく負荷を減らしている。

フィラメントの動きを監視して出力エラーを検知する「closed-loop feedback」システムを搭載しており、エラーを感知すると出力を中断し、エラーが解消すると中断した場所から出力を再開することができる。FDM方式3Dプリンタで重要なノズルとプラットフォームの調整は自動化され、出力の度に高さ調整する必要がない。さらに2つの固定されたホイールにフィラメントを引き込んでいく機構により出力のミスを軽減できる機能も備えている。

Roboxは、0.3mmと0.8mm2種類のノズルを装備しており、高精細な部分は0.3mm、その他の精度を求めない部分は0.8mmで出力することにより他のプリンタに比べて最大で300％早く出力できるとしている。最小積層ピッチは20μmでFDM方式3Dプリンタの中でもトップクラスだ。

価格は18万9800円で、6月に出荷開始の予定。