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世界最小3Dプリントペン「LIX 3D Pen」に約1億円が集まる

スタイリッシュなボールペンのような外見ながら、空中に直接絵を描くように3Dプリントができるのが「LIX 3D Pen」の魅力だ。USBケーブルで給電し、ABS/PLAフィラメントをペンに挿入する。
以前fabcrossでも紹介したが、ついにKickstarterに登場し、驚くべき人気を博している。

LIX 3D Penは世界最小をうたうとおり、全長164mm、本体径14mm、重さは40gと非常に軽くてスリムだ。ペン部分にチャージなど状態を知らせるためのLEDインジケータが付いていて、グリップ部は握りやすいよう少し細く径が12mmになっている。この内部では非常に低い伝導率の素材を使ったギアシステムが搭載されていて、この技術は特許取得済みだという。先端のホットエンドノズルは摂氏160~230度に加熱が可能、ノズルから出たフィラメントはすぐ冷えて固定される。

LIX 3D PenはKickstarterで資金調達を開始するや1日で目標の3万ポンド(約516万円)を達成し、調達期限まで3週間ほど残して58万ポンド超(約1億円)を集めている。3Dプリントペンのはしりとなった3Doodler(日本ではナカバヤシが発売)は同じKickstarterで2013年3月に234万ドル(約2億4000万円)を集めたが、LIX 3D Penもそれに迫る勢いだ。

いくつものセットが売り切れているが、記事執筆時点では82ポンド(約1万4000円)出資するとLIX 3D Penとフィラメント3色のセットが手に入る(日本までの送料は10ポンド)。このセットの場合の出荷予定は12月だ。

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