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アビー、造形サイズを拡大した高精細3Dプリンタ「SCOOVO X9H」

アビーは、高精細出力ができるFFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタの新製品として「SCOOVO X9H」を発売した。3月に発売した「SCOOVO X9」と比べ、最大造形サイズを約1.7倍に拡大したことが最大の特徴だ。

SCOOVO X9は、およそ9割に日本製部品を使い、堅牢な構造と合わせて最小積層ピッチ50μmという高精細出力を実現した。これによりプロダクトデザイン現場だけでなく、インダストリアル、建築、医療、キャラクターなどのデザイン現場で広く使われているという。

新製品SCOOVO X9Hでは、Z軸方向の造形エリアを拡大することで、最大造形サイズを200(幅)×200(奥行き)×320(高さ)mm(X9は200×170×230mm)と大型化した。本体サイズは406×383×556mmで、406×343×441mmのX9と設置面積ではおよそ1割増に抑えている。 

最小積層ピッチ(50μm)やフィラメント素材(直径1.75mmのPLAおよびABS)、日本語マニュアルなどについては、X9から変更はない。日本語Gコードソフトウェアは「SCOOVO Studio SE」になり、作成したプリント用データをSDカードにコピーし、X9H本体に新たに追加したSDカードスロットに挿入すれば、PCなしでX9H単独での出力が可能になった。

SCOOVO X9Hの直販サイト「アビーストア」における販売価格は29万9800円。アビーストアで購入すると通常12カ月の無償保証期間を18カ月に延長するキャンペーンを実施中。 

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