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食品でも何でもペースト状素材を3Dプリントできる「RoVa3D」

ペースト状の素材をプリントできる3Dプリンタはこれまで高価だったが、1000カナダドル(約9万7000円)ほどの手頃な価格でKickstarterに登場したのが「RoVa3D」プロジェクトだ。

RoVa3Dは食品を含むペースト状の素材を3Dプリントすることができる。素材の供給に使う注射器やチューブ、ノズルはプラスチック製のため安価で交換しやすく衛生的。プリントヘッドもそのままオーブンや冷蔵庫に入れられるよう、ステンレス製のものとなっている。

またプリント後に硬化する材料であれば使えるため、シリコンや焼成することができる石膏などもプリントできる。RoVa3Dは組み立て済みのもので899カナダドル(約8万8000円)と手頃なのも魅力だろう。 

カナダの企業であるORD Solitionsは、これまでにもKickstarterで3Dプリンタに関するプロジェクトを成功させてきた。その経験を生かし、今回はあえて目標資金額を低く設定してある。目標資金額である2万5000カナダドル(約240万円)を超えて、5万カナダドルを達成すれば2つ目のペースト用押出機を追加できるようになるなど、いくつかのストレッチゴールも用意している。記事執筆時点では約7500カナダドルが集まっているが、今後の展開が楽しみだ。

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