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ヘッド交換でさまざまな素材をプリントできる「MM1」がKickstarterに登場

9月にfabcrossで紹介した、ヘッドを交換することでさまざまな素材のプリントができる3Dプリンタ「MM1」がKicstarterで資金調達を開始した。PLAやABS、ナイロンなどのフィラメントでオブジェクトをプリントしたり、ペースト状の食材で食品までプリントしたりできるのが魅力だ。

3Dプリンタは技術の革新が激しく、最新型だったものがあっというまに旧型になってしまうこともある。しかしMM1なら、ヘッド/押出機の交換やオプションにより3Dプリンタの機能を進化させることができるのだ。

MM1は外形サイズ490×375×490mm、重量は11kg。最大造形サイズは200×200×200mm、最小積層ピッチは20μmと高精細だ。最大プリント速度も毎秒300mmと速い。

MM1は細かなアップグレードも可能で、Wi-Fi、オートレベリング機能、加熱プリントベッド、押出機の増設、特殊な素材をプリントできる押出機、といったカスタマイズが可能で、ユーザーと共に成長できる。 

中でも押出機はシングル、デュアル、高温素材用、ペースト素材用の4種類のヘッドをオプションで用意している。これにより使える素材は標準的な温度で使用可能なPLA、ABSだけでなく、溶融に高温が必要なナイロン、ポリカーボネートなども利用できる。オプション追加にかかる費用は、デュアル押出機は249ドル(約2万7000円)、高温素材用の押出機249ドル(約2万7000円)、ペースト状の素材を扱える押出機は299ドル(約3万2000円)となっている。

記事執筆時点で目標資金額5万ドル(約540万円)のうちおよそ半分が集まっている。現在1199ドル(約13万円)の出資でMM1本体を購入できる(日本への送料は別途必要)。出荷は2015年5月以降の見込み。 

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