Shade 3D ver.15では、3Dプリントデータ作り関連の機能を強化した。3Dプリントに適した3Dモデルを作成する「3Dプリントアシスタント」では、3Dプリント用モデルをはじめて作成する初心者でも手順が分かるよう、ナビゲート機能を追加し、ユーザーインターフェイスを最適化した。また新しくモデリング機能として「ラッピング」を追加し、これまで手作業で修正していたような難しい3Dプリントモデルエラーの自動修正が可能になった。このほか、モデリング機能において精密すぎて扱いづらいポリゴンモデルを、外形を保持したままポリゴン数を減らして粗いモデルに変換するポリゴンリダクション機能を搭載し、ポリゴンスムージング機能と合わせて、ポリゴン数と精度のコントロールが容易になっている。

上記以外でも、3DデータのDropbox連動、4Kモニタへの対応、レンダリング演算の見直しによるレンダリング速度向上（5～10％）などの改善が行われた。Shade 3D ver.15の動作環境は、Windows 7／8／8.1（32／64bit）、Mac OS X 10.8／10.9／10.10。価格は「Shade 3D Basic ver.15」が9800円、「Shade 3D Standard ver.15」が4万円、「Shade 3D Professional ver.15」が8万円。