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米ペンシルバニア大、2ローターで簡素な構造の新型ドローンを開発

米ペンシルバニア大学の学生が、2つのローターで飛ぶ新しいドローン(小型無人飛行機)を開発した。構造をシンプルなものにしたため、3Dプリンタで造形した部品と市販の部品のみから作ることができるという。

一般的なドローンでは、機体に4つ以上のローターを放射状に配置しているが、この「Swashplateless MAV」の場合は上下2つのローターを配置した。ローターは自身を回転させるための2つのモーターを加えた構造となっている。さらに、ローター接続部に斜めになったヒンジを採用したことで、ローターのピッチ(角度)を制御するために追加のサーボなどを必要とせず、これまで接続部に必要だった部品の数を大幅に減らすことができたという。

このドローンで特筆すべきは、3Dプリンタで出力した部品と市販の部品のみから組み立てられるようにした点だ。これにより制作費を抑えることができるようになり、壊れた場合にも代替部品を入手しやすくなるという。3Dプリント技術が、無人航空機の用途が広がるきっかけになるかもしれない。

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