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アビー、光造型3Dプリンタ「SCOOVO MA」に新モデル追加

国産3Dプリンタメーカーのアビーは、光造型方式3Dプリンタ「SCOOVO MA」に2つの新機種を発表し、ラインアップを拡充した。より大きな造型ができる「SCOOVO MA25」と、より高精細な造型が可能な「SCOOVO MA20」の2機種で、中小企業が購入しやすい価格にした。

アビーは2014年9月に同社初の光造形方式3Dプリンタ「SCOOVO MA30」および「SCOOVO MA10」を発表した。光源はレーザーとLEDのハイブリッドで、DLPプロジェクション方式によって光硬化樹脂を面で照射することで造型時間を短縮している。また、光硬化樹脂を露光する分(1層)ずつ注いで造型するため、光硬化樹脂のむだが少ないといった特徴を持つ。発売済みの2機種は、製造業をはじめ医療、建築、教育などの分野で利用されているという。

今回発売のSCOOVO MA25は、最大造型サイズを140×80×170mm(MA30は96×54×150mm)と、容積比でMA30の約2.5倍に拡大した。最小積層ピッチは50μm。SCOOVO M20は、最小積層ピッチが上位モデルのMA30と同じ25μmにしつつ、価格を50万円引き下げた。最大造型サイズは80×60×90mm。両機種とも、造型材料にはアクリル樹脂とゴムライク樹脂が利用できる。

価格は、SCOOVO M25が278万円(税別)、SCOOVO M20が248万円。

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